元中津江村村長の坂本休さん “カメルーン愛”は今も不変
「ウ~ン、こればかりはワタシがどうのと言っても……。選手やフロントは悔しくないはずがない。それをバネにまずJ2復帰を目指し、サポーターやスポンサーの期待に応えてもらいたいものです」
公的な肩書は「財団法人 中津江村地球財団理事長」である。
「この博物館は戦前、東洋一の産出量を誇った鯛生金山の坑道跡地で、83年に体験型博物館として開館しました。2000年には道の駅を併設し、この地区唯一の観光スポットでしてね。02年、日韓ワールドカップがあった年は年間12万人の来館者がいたんですが、残念ながらここ数年は年間4万人前後に減ってる。そのテコ入れもワタシの重要な仕事です」
減っているのは来館者だけじゃない。人口減少も坂本さんの大きな悩みの種だ。
「日韓大会当時、村の人口は約1300人でした。しかし、合併してから過疎化に拍車がかかり、今は旧村内には1000人もいない。02年、村内に1基だった信号は2基になったけど、空き家は増える一方。ホント、弱ってます」
築100年以上の自宅に夫人と2人暮らしだ。