連ドラで“美しすぎない編集者” 高畑充希vs黒木華の軍配は
まあ、黒木のような“美しすぎない”オンナ編集者も実際にいるが、あそこまで純粋で張り切る演技はリアルさなし(初回視聴率は9.2%とイマイチ)。
■視聴率では「とと姉ちゃん」だが…
女性編集者といえば同時期にスタートしたテレビ小説「とと姉ちゃん」(NHK)も同じく女性編集者(こちらは実在)だし、主役の高畑充希(24)も同じく美しいとは言い難い!
戦後が舞台で当時の髪形や服装のせいもあるだろうが、童顔なのか老け顔なのかわからん。
今週の米1俵の賞品が欲しくて二人三脚競走に出たちょうちんブルマー姿や、番宣でよく流れる「どうしたもんじゃろの~」と眉間にシワを寄せて悩む顔は杏、吉高由里子、波瑠など、ここ数年の朝ドラのヒロインでもっとも庶民的だろう。
今週はまだ女子学生時代で、編集者になるのはまだ先。出だしの視聴率が20%超えなのは“朝ドラ視聴習慣”のおかげも大きいだろうから、編集者になったころからつまらなくなれば数字は落ちそうだ。しかし、女性編集者の朝ドラから次の「あさイチ」という主婦層ベッタリの流れは大崩れを回避した安全牌かもね。
この2歳違いの“美しすぎない女性編集者”対決、数字上では朝ドラの横綱相撲になりそうだが、演者としては黒木華のほうが評価されるかもしれない。
(作家・松野大介)