連ドラで“美しすぎない編集者” 高畑充希vs黒木華の軍配は
今年に入って連ドラで目立っている女優が黒木華(ハナではなくハルと読む)。大河「真田丸」(NHK)では主役・真田信繁の最初の妻として落ち着いた演技を見せたが、まだ26歳!
親友で恋敵役の長澤まさみと見比べると、はっきりいって美人じゃない。しかし、けなげでいちずでおしとやかな“お梅”を演じて、好印象だ。
その黒木が4月クールで主役を張る「重版出来!」(TBS系)が火曜から始まった。普通、連ドラに脇役で出ていながら、同時期に他の連ドラに主演するのは業界のルール違反だが、なんと先々週にお梅は上田の合戦で死んだから問題なし(大河で死んだ直後にスタートする連ドラに主役で入れていた事務所、スゴ技!)。しかも、黒木はドラマ初主演。
「重版出来!」(ジュウハン・シュッタイと読む)はマンガが原作でマンガ編集部が舞台だ(ややこしい)。この手の“出版業界もの”はリアリティーが問われる。確かに編集者と漫画家の関係や、漫画雑誌が作られていく裏方の仕事がハウツー的に描写されているが、同じマンガ業界もの「バクマン。」のように映画ではなく連ドラで、マンガ業界話に視聴者がついてくるかは疑問だ。