歌の話や恋バナも 橋幸夫が語る“美空ひばり宅”での家飲み
1960年に股旅ものの「潮来笠」でデビューし、吉永小百合とデュエットした「いつでも夢を」などで2度も日本レコード大賞を受賞した橋幸夫さん(73)。デビュー55年を過ぎ、シングル「ちゃっきり茶太郎」をリリース、股旅ものを20年ぶりで歌う。そんな橋さんが飲む相手は――。
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オヤジが酒飲みだったもんですから、ボクも小学校低学年の頃から飲まされてました。といっても、正月ぐらいですけどね。本格的に飲み始めたのは大人になってからで、一時は焼酎に凝って泡盛が好きでしたけど、基本的にはなんでも飲む。
食べ物もなんでも好きだから、今は肉だったら赤ワインって感じで、女房が出してくれる食事のメニューに合わせて。
酒量は還暦を過ぎてから減って、ほとんど家で女房を相手に晩酌するぐらい。女房は飲まないから、ボクもまずはビール、その後ワインをグラス1、2杯飲んで終わりですね。
たくさん飲んだのはデビューして2、3年の頃から。9歳上のマネジャーがとにかく酒飲みで、一緒に毎日飲んでました。大阪・難波の劇場に行ったときなんて1日3回ステージがあって、最後のステージの後、ひと風呂浴びた後、朝まで。ブランデー、ウイスキー……とくにサントリーの角瓶なんかを毎晩、だいたい1本あけてましたね。それでも2人ともケロッとして「おやすみ~」と別れて、その夜も平気でステージを3回やってました(笑い)。