歌の話や恋バナも 橋幸夫が語る“美空ひばり宅”での家飲み
ボク、酒は強くて、グデングデンに酔っぱらったなんて経験は人生で数回しかない。ハシゴして飲み合わせが悪かったときなのかなあ、吐いちゃったりもした。でも、記憶がなくなったとか、どこかで寝ちゃったとか、そういうことはない。胃も肝臓も丈夫で体も何ともないんですよ。
酔うと、よくしゃべるかな。理路整然と説教しちゃったり(笑い)。でもまあ、マネジャーとは業界の話ですね。昭和30~40年代は日本中が殺伐としてて、興行の世界にはいろんな人が入り込んでいた時代。周りには若い衆がボディーガードとしてついて、物騒な話もありました。50年ぐらい前の話だけど、こうしてみると日本全体が大きく変わったよねぇ。
■お嬢とはブランデーをつぎっこしながら恋の話を
楽しかった思い出といえばお嬢(美空ひばり)と飲んだこと。お嬢が赤坂のボクの事務所近くのマンションに住んでたときで、仕事が終わるとよくそのマンションへ行って、一緒に朝までヘネシーのブランデーなんかをロックでつぎっこしながら、歌の話、仕事の話なんかをしてました。お嬢も強いですよ。