GSオックスでギター 岡田志郎さんは20坪の居酒屋オーナー
料理のメーンは大阪風家庭料理。名物の串カツが1本200円、カウンターに並ぶ大皿料理は500円前後で、取材日は「大根と豆腐の煮物」「ジャガイモとアスパラ、鶏肉ソテー」など5品が並んでいた。
「お薦めは魚かなあ。エド山口(モト冬樹の兄でミュージシャン)とは釣り友達でね。よく三浦半島や伊豆半島に行き、その釣果をお出しする。だから鮮度は抜群だよ」
この日も、前日に葉山沖で釣ったアマダイの煮付けがあった。
「それとね、ボクは音楽やイベントのプロデュース・制作をする株式会社モッズの代表で、寺尾聰がメーンボーカルを務めるバンドのギタリストもしてる。だからビーイング時代の仲間も含め、音楽関係の常連さんが多いんだよ」
■B’zやZARDのコンサートもバックアップ
さて、大阪・枚方市生まれの岡田さんは、67年11月に大阪で結成されたGS「オックス」に参加し、68年3月に上京。「ちょうどGSブームの真っただ中だったから、トントン拍子」(岡田さん)でコトが運び、その年の5月に「ガール・フレンド」でレコードデビュー。後発グループながら、アイドルバンドとして爆発的な人気を誇った。