テレビ現場からも待望論…島田紳助“表舞台復帰”への道筋
■CS、ネット番組なら可能性も
テレビの現場はどうか。ある放送作家がこう言う。
「制作の現場では、今も紳助さん待望論は強い。タレントの名前で数字(視聴率)を見込める時代じゃないのは、古舘伊知郎氏の12年ぶりバラエティーで話題を振りまいた『フルタチさん』(フジ系)が低迷中のことからも証明されています。ただ、そうは言っても新番組のPRでどこも四苦八苦している中、島田紳助の名前は(PRの)打ち上げ花火として、とても大きい。実力も折り紙付きだし、そりゃあ戻ってきて欲しいのが本音です」
事務所も、かつての職場もウエルカム。「ただし」とこの放送作家はこう続けた。
「民放テレビ局への復帰は難しいでしょう。暴力団との黒い交際という引退理由がネックとなり、スポンサーがOKしない。紳助さんが引退した当時より、コンプライアンス重視が求められていますからね。あるとしたらCSやインターネット番組。さんまや松本人志らも始めているし、吉本は実験的な作品に取り組んでいる。みのもんたが次男による不祥事の謹慎明けにキャスター出演したのもネット番組でしたし、何よりもネット番組はスポンサーの顔色をうかがう必要が少なく、放送法に抵触しないのが大きな理由です」
どうやら復帰の目はゼロではないようだ。「芸能界で出来ることは全てやり尽くした。仕事をする理由が見つからない」とする紳助氏が新たな「理由」を見つける日は遠くない。