ウクライナの悲劇を体現 八千草薫が魅せる圧倒的な存在感
共謀罪が成立し、軍靴の足音が空耳ではなくなってきた日本。戦争がいかに普通の人々を苦しめ、心に生涯消すことの出来ない傷を残すか。それはノーベル化学賞を受賞した本作の作者ロアルド・ホフマンによるこの自伝的作品に通底する深い“無常観”からもわかる。
舞台は1992年のアメリカ…
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