会社を経営し30年 「宇宙刑事ギャバン」大葉健二さんは今
1982~83年、特撮ヒーロードラマ「宇宙刑事ギャバン」(テレビ朝日系)で主人公を務めた大葉健二さん(63)。りりしい眉に鋭い眼光、豪快なアクションで、日本中の子供たちを熱狂させた。2003年にはクエンティン・タランティーノ監督の人気映画「キル・ビル」でハリウッドデビューも果たしたが、今どうしているのか。
■地元・松山でイベント会社を経営
「宇宙刑事ギャバン」は、大葉さん演じる主人公の一条寺烈が、特殊軽合金のコンバットスーツ姿に変身し、宇宙犯罪組織から地球を守るストーリー。当時、布製コスチュームが多かった特撮モノでは珍しく、メタリックな装いが話題になった。
その大葉さんに会ったのは、東京メトロ茅場町駅から徒歩3分の弊社会議室。金色に染めた髪に、キャップを目深にかぶり、さっそうとやって来た。あの力強いまなざしは今でも健在だ。
「現在は地元の松山でイベント会社を経営してましてね。もう30年以上になります。母と兄の体が弱かったので故郷に帰ったんです。以前仕事でお世話になったイベント会社から話があり、当初は1人でスタートしました。その後は、従業員も増減し、今は3人でやってます。まあ、僕は営業とか得意じゃないから、最初はセリフを覚える感覚で営業トークを3パターンほど考えてね。丸暗記して臨みましたよ。ハハハ」