レイザーラモンHG住谷正樹さん<1>「コープこうべ」に内定
スーツをビシッと着こなしたHGさん(42)。ここ5年は、相方のRGさんと漫才を軸に活動している。当面の目標は「上方漫才大賞」だ。
「この格好もやっと馴染んできましたが、劇場の出番をもらえるようになった当初は、スーツで出ると会場がざわざわしましたね。『フォー』と叫んでいた頃のキャラのイメージが強烈すぎて、『レイザーラモンって、あの?』って。ネタを全然聞いてもらえない時期もありました」
お笑いコンビのレイザーラモンを結成したのは1997年。同志社大のHGさんと立命館大のRGさんは、学生プロレスの興行で知り合った。当時、プロレスラーになる夢も抱いたという。
「高校(加古川東)は進学校だったので大学にも行くものだと思っていました。その頃は特別にこれって言えるような夢は持っていなかったけど、学生プロレスもやったことで、プロレスラーに憧れましたね。一緒にプロレスをやっていた相方と同じ立命館大の1つ後輩に、新日本プロレスで活躍されている棚橋弘至選手がいます。彼は『プロレスラーになるんだ』と公言していて、僕が3回生の時に入団テストを受けに行っていました。運動能力も高くて体格も良かったんですが、2回落ちていて。『あ、彼でも難しいんだ』と。あの棚橋も入れないなら無理だと諦めました。それで就職活動をしたんです」