こまやかな心配りも…一世を風靡した名力士の“玉にキズ”
「あら、まげを切った方がすてきじゃない?」
土俵で一時代を築いたその人とちゃんとお話したのは彼がまげを切った直後のことでした。色白の女性が好みで、同じ北海道出身ということもあり、意気投合。お付き合いしてみると、武骨なイメージとは異なり、プレゼントを欠かさないとてもこまやかな人でした。
職業柄“初日”を大事にしていて、1日にはスポンサーを連れて来店し、よく着物の反物をプレゼントしてくれました。毎月1日は新調した服で店に出なければいけない日なので、和装の私は結構なお金がかかるのですが、いつの間にか頂いた反物を翌月には着物に仕立てて店に出ることが常になっていました。それ以外にもお花をくれたり、こまやかな心配りのある方で、見た目とのギャップに余計に感動したのでした。
ただひとつ閉口したことに、彼はペニスに真珠を入れていました。真珠なんて異物感しかありませんし、クスリで無理やり立たせたペニスも快感からはほど遠い。女性は男性の自尊心を傷つけないよう気持ちいいフリをしているだけなのですが……。正面からぶつかる技には長けていたのに、なぜかこういうところは曲がってしまうのかしら、と思っていました。彼とは数年続きましたが、引退して部屋を持とうとしていたところだったので、結婚する気のない私と疎遠になってすぐ、他の女性と結婚されました。