1年間の“お蔵入り”から…映画「一茶」公開へ強力な支援者
昨年秋に公開される予定だった映画「一茶」が“お蔵入り”状態のままだ。
俳人・小林一茶の知られざる生涯を描いた作品で、主演はリリー・フランキー、一茶の最初の妻・菊を佐々木希が演じることでも話題になった。ほかに水川あさみ、伊藤淳史、石橋蓮司、中村玉緒と、豪華キャストが名を連ねているが……。
「昨年10月、製作会社が4億円の負債を抱えて破産したんです。公開ができなくなっただけではなく、ロケ地となった長野県飯山市の観光局などが立て替えた諸費用も回収できなくなっていました」(映画ライター)
事態は暗礁に乗り上げていたが、今月になって急展開を見せる。京都市の建設業「沖潮開発」の沖潮吉績社長が、約2000万円を飯山市に寄付することを申し出たのだ。この寄付で、立て替え費用をまかなえることになった同市は8月27日、沖潮社長に感謝状を贈った。
■沖潮開発の社長を直撃
作品とはまったく関係ない立場にありながら、高額な寄付を申し出た沖潮社長。その胸の内を本人に聞いてみた。