9.16引退へ安室奈美恵“最終楽章” 情報統制にファン大混乱
「引退興行の情報統制はまるで北朝鮮のよう。マスコミも主催者側から与えられた情報を配信するしかない状況で、公共性を拒否していて、共感を得られていない。DVDや、有料動画配信など映像で収益をあげようとしているのでしょうが、何でも商売に結びつけているのはファン心理としては納得できないのでは」
■異例の取材自粛要請
安室の最後の姿をキャッチするべくマスコミの取材も過熱。公式サイトでは安室自身が親族やスタッフに対する過剰な取材依頼の自粛を呼びかけるほどになっている。
音楽評論家の富澤一誠氏はこう言う。
「6月のドーム公演で本人的には完結しているのでは。すでに最終公演のDVDを発売してビジネス的にも成立していて、15日の沖縄は蛇足的位置づけなのかも。期待されている劇的なフィナーレはライブ構成からもみられませんし、今後は収束するのみでしょう。このようなお涙ちょうだいのない“感動が伴わない引退”が平成、いや、安室さんらしいのかもしれません」
「最終的に9月16日を迎える時には、ファンの皆さんが一人でも引退に対して理解してくれたらうれしい」と語る安室。現状は感動を求めてさまよっているファンの方が多いようだ。