吉川晃司に称賛の声 芸能界に“反アンチエイジング”時代が
「ずっと、若づくりしていたんです。(1991年のフジ)入社時から、老けてみられていたこともあり、若さにしがみついてきた。でも、もうやめようと。しがみつかない、若さにって」
髪染めやシワ取り、整形で若々しい見栄えを保つ「美魔女」やアンチエイジングのブームは今も続いている。その一方で、近藤のように年齢にあらがわず、年相応に生きようというスタイルや自然な「グレーヘア」が中高年女性の共感を集め始めている。芸能プロデューサーの野島茂朗氏が言う。
「吉川さんと同い年のミュージシャンで作家の大槻ケンヂさんも白髪でテレビなどに出られていますね。白髪を生かしたファッションで、さらに渋みを増している。ファッションとしても、白髪を生かしやすい時代になっているのだと思います。最近は、GACKTらの髪の色も白に近いし、韓流系の若いアーティストにいたるまで、白髪っぽい銀髪に染めるのがはやっています」
ハリウッドでは、加齢による外見の変化を積極的に受け入れる俳優が少なくない。役柄などに生かすことができるし、魅力のある個性として捉えようとしているからだろう。芸能界はアンチ“アンチエイジング”がブームに。世の中高年世代も若さだけに価値を置くことからもっと自由になるべきだろう。