吉川晃司に称賛の声 芸能界に“反アンチエイジング”時代が

公開日: 更新日:

「ずっと、若づくりしていたんです。(1991年のフジ)入社時から、老けてみられていたこともあり、若さにしがみついてきた。でも、もうやめようと。しがみつかない、若さにって」

 髪染めやシワ取り、整形で若々しい見栄えを保つ「美魔女」やアンチエイジングのブームは今も続いている。その一方で、近藤のように年齢にあらがわず、年相応に生きようというスタイルや自然な「グレーヘア」が中高年女性の共感を集め始めている。芸能プロデューサーの野島茂朗氏が言う。

「吉川さんと同い年のミュージシャンで作家の大槻ケンヂさんも白髪でテレビなどに出られていますね。白髪を生かしたファッションで、さらに渋みを増している。ファッションとしても、白髪を生かしやすい時代になっているのだと思います。最近は、GACKTらの髪の色も白に近いし、韓流系の若いアーティストにいたるまで、白髪っぽい銀髪に染めるのがはやっています」

 ハリウッドでは、加齢による外見の変化を積極的に受け入れる俳優が少なくない。役柄などに生かすことができるし、魅力のある個性として捉えようとしているからだろう。芸能界はアンチ“アンチエイジング”がブームに。世の中高年世代も若さだけに価値を置くことからもっと自由になるべきだろう。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  2. 2

    阪神・西勇輝いよいよ崖っぷち…ベテランの矜持すら見せられず大炎上に藤川監督は強権発動

  3. 3

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  4. 4

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  5. 5

    阪神・藤川監督が酔っぱらって口を衝いた打倒巨人「怪気炎」→掲載自粛要請で幻に

  1. 6

    巨人・小林誠司に“再婚相手”見つかった? 阿部監督が思い描く「田中将大復活」への青写真

  2. 7

    早実初等部が慶応幼稚舎に太刀打ちできない「伝統」以外の決定的な差

  3. 8

    「夢の超特急」計画の裏で住民困惑…愛知県春日井市で田んぼ・池・井戸が突然枯れた!

  4. 9

    フジテレビを救うのは経歴ピカピカの社外取締役ではなく“営業の猛者”と呼ばれる女性プロパーか?

  5. 10

    阪神からの戦力外通告「全内幕」…四方八方から《辞めた方が身のためや》と現役続行を反対された