BTS騒動でテレビから“消滅”も…K-POPライブが大活況のワケ
今のこの状況がむしろファンの結束力を高めているのだ。
音楽評論家の富澤一誠氏が言う。
「楽曲をリリースして、テレビで増幅するのが一般的なプロモーションですが、ライブイベントに来るファンはいわば“固定票”で、テレビで楽しむ人は“浮動票”。支持基盤がしっかりしているから、浮動票に頼らなくてもビクともしない、むしろ純化されているといえるでしょう。アーティストとしての実力をこういった状況で認識するのは音楽業界としては残念ですが、彼らは世界進出を視野に磨き上げられた存在ゆえ、日本の素人同然のアイドルとは素地が違う。だからこそかえってライブイベントが活性化するのでしょう」
韓国では反日、日本では嫌韓擁護のプロパガンダにされてしまったK―POP。“音楽と政治は別物”と言える日はまだ遠いのか。