小林幸子を「おもいで酒」から変えた若い世代の意見と戦略
先週から今週にかけて芸能界は、市川海老蔵の13代目市川団十郎襲名、NGT48のメンバー暴行事件のゴタゴタ、歌謡グループ「純烈」の友井雄亮のDV・金銭スキャンダル引退と、大きなニュースが続いた。
そんな中で、僕の中で最も響いたニュースがあった。あの小林幸子(65)が芸能生活55周年を記念してのコンサートツアーをスタートさせたというものだ。55年という長さも凄いが、あの歌声を高いレベルで保ち続けているのも、当然のことながらやはり凄いことだ。スポーツ紙の扱いでは、いろいろなニュースがある中なので仕方ないかもしれないが、せめてあの巨大衣装の写真をガッツリ掲載してほしいと思ったものだ。ま、衣装というよりセットだが……。
今回のステージでは、消えるイリュージョンなどもあるという。55年の芸歴には苦労も多かっただろうが、よかったなぁと思うのだ。
10歳でデビューし、「おもいで酒」(1979年)が大ヒット。NHK紅白歌合戦の常連となり、巨大衣装が大晦日の恒例となった。7年前、個人事務所の社長と専務とのトラブルが大騒動となり、紅白出場が連続33回でストップ。当時の社長が続けてきた地方の営業も全滅してしまった。