現役アイドルへ「全部、月日が解決する。だから大丈夫」

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 すべて過去の出来事になり、卒業アルバムを開くように、すべてはセピア色に輝くのではないかしら。年齢を重ねたことで、当時は理解できなかったことも、理解できるようになり、うまく打ち解けられなかった相手とも、同じ時代を生きた仲間だったことに気が付く。心に受けた傷も、その後の人生が幸せだから、いつの間にか癒やされていた。

 私にとっておニャン子のメンバーの存在は友達以上、親友未満。他人以上の、家族未満。なんだか不思議な存在になっていた。

 今はアイドルがたくさんいる。地下アイドル、ご当地アイドル、バラドル、ママドル、呼び方や形が違うとダンス、コーラス、グループ、ユニットなどなど、多種多様だ。いろんな問題、トラブル、アクシデントがあると思うけど、グループを経験した私から今現役の彼女や彼らに贈る言葉があるとすればこうなる。

 全部、月日が解決してくれるよ。だから大丈夫、がんばってね!

 =つづく

 (聞き手・長昭彦/日刊ゲンダイ

▽にった・えり 1968年生まれ。85年、おニャン子クラブ会員番号4番でデビュー。翌年「冬のオペラグラス」でソロデビュー。その後、タレント、女優、作家として活躍。趣味はハンドメード、DIY、旅行。現在は寝たきりの実母の介護をしながら、夫とチワワ2匹と湘南に暮らす。

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