角盈男さん 10週連続“フライデー”された20代のヤンチャ酒
現役時代に一番飲んだといえば24、25歳ごろ。大阪で試合があって、次の日は西宮球場で練習だけという日、「じゃ飲もうか」ということになってよく一緒に飲んでいた入団同期の山倉(和博)さんと部屋飲みすることに。芦屋に宿泊していて、大阪のミナミとかに飲みに行っても12時の門限があってゆっくり飲めなかったんです。
夜11時から朝6時まで2人で野球談議。当時はやっていた「田五作」という大分の麦焼酎を3升ずつ飲みました。最初はチューハイにして飲んでいたのに、最後はほぼストレート。翌日、山倉さんはネット裏でゲボ吐いてヘッドコーチに「疲れてるんだなぁ」と言われてておかしかった。
当時の巨人で飲むといえば僕と山倉さん、吉村(禎章)、水野(雄仁)……。でも、投手はあまり飲まなかった。堀内(恒夫)さんは前日は一滴も飲まなかったし、江川(卓)さんも西本(聖)も定岡(正二)もそんなに飲まなかった。
キャンプの時は朝が早くてハードな練習をしていたから寝酒程度でしたけど、シーズン中は登板の前日も当日も、午前1時までとか2時までと時間を決めて飲んでいました。飲むことが最高のストレス解消になるので酒はとにかくおいしく楽しく飲む。勝っても負けても酒のせいには絶対にしないと決めていました。