元プロ投手・門倉健さん “球団渡り鳥”ゆえ語れる納会秘話
現在は解説者として活躍する元プロ野球選手の門倉健さん(45)。若い頃、球団を渡り歩き、“納会”でさんざん飲まされた。特にすごかったのは……。
■近鉄は飲み会も“いてまえ”
最初に酒を飲んだのは成人式の帰りに東北福祉大の寮で野球部の仲間と。ビールでしたけど、おいしくなかったので、これから毎日飲めるという喜びはなかったですね。周りは盛り上がっていたけど、すぐお茶に切り替えました。
プロ入りしてからも基本的に酒好きじゃないから、試合後に飲みに行くことはほとんどなかったのですが、年に1回、絶対に飲まなきゃいけない日があるんですよ。それは球団の選手納会。
選手と裏方さんが1泊旅行して初日に宴会、2日目にゴルフをやるんですが、宴会はいうなれば選手の忘年会。その日は酒好きじゃない選手も絶対に飲まなきゃいけない。新人の頃は先輩一人一人に挨拶に行って、お酒をつぐと、「おまえも飲めよ」と必ず返杯があるんです。
最初はビール、中盤になったら焼酎。先輩によっては、ワインや日本酒も。もうチャンポンだし、乾杯したら、必ず一気飲み。記憶をなくすほど飲まされましたね。