志村けん「令和も大丈夫だぁ!」“志村魂ファミリー”座談会
「ちゃんと仕事があって食べていけて、その上で「笑い」があるってことが一番大切なんじゃないかな」(志村)
――「令和がこんな時代になるといいな」というのはありますか?
磯山 東日本大震災をはじめ、平成は全国で自然災害が多い時代だったので、災害が少ないといいですよね。
高嶋 大阪の実家の近くも、いまだに昨年の台風の被害が残ってるんですよ。
志村 日本のあちこちで、いまだに仮設住宅に住んでる方がいるんだもんなあ。大変だよな。
肥後 やはり安全で安心して暮らしていきたいというのが一番ですね。
志村 それからやっぱり「笑い」かな。実はオレの世代は子供の頃は戦争が終わったばかりで、日本全体が貧しい時代でさ。それがだんだん豊かになって、いろんな技術も発達してきて、昭和、平成、令和と、ものすごく変化の激しい時代を生きてきたんだよね。あれ以来、戦争がなかったことはよかったし、災害もないことを祈ってるよ。細かい問題はこれからもいろいろ出てくるだろうけど、最低限、ちゃんと仕事があって食べていけて、その上で「笑い」があるってことが一番大切なんじゃないかって思うよね。
上島 やっぱり笑いですよね。
――医学的にも「笑いは免疫力を高める」などといわれています。
志村 仕事とか家庭で、つらいことや大変なことがあっても、何かひとつでも笑えることがあればね。その瞬間は気分転換になって、また気持ちが前向きになったりするだろ。何でもいいんだけど、そういうものを探していかないとね。そういうことに少しでもお役に立てるなら、こんなにうれしいことはないよ。
(構成=平川隆一/日刊ゲンダイ)