ブレーク嫉妬せず 志村けんを受け入れた加藤茶のドリフ愛
「あの時ね、きつかったのよ、俺。しんどくて、ネタもあんまり出なくなってきてた」(加藤茶/テレビ東京「たけしが行く!わがままオヤジ旅3」4月14日放送)
ザ・ドリフターズの大きな転機のひとつといえば、荒井注が脱退し、志村けん(68)が加入したことだろう。この時、リーダーのいかりや長介は、実は荒井と同い年の豊岡豊を加入させようとしていたという。だが、これに反対し、志村を入れるように懇願したのが加藤茶(75)だった。
「せっかくなんだから、うちと一緒に回ってて、作り方も全部知ってるし、考え方も同じヤツって言ったら志村しかいない」と。
このエピソードを聞いたビートたけしは、「茶さんがあの頃ほとんど笑いを一手に引き取ってた。それで自分を脅かすようなヤツをよく入れたな」と驚いた。それに対して返した答えが今週の言葉だ。
当時、志村はいわゆる「ボーヤ」。ボーヤになってしばらくし、志村は一度ドリフを“脱走”している。1年後、志村がドリフに戻ろうとした時、手を差し伸べたのも、やはり加藤だった。