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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

長引き離婚を巡る「世界のキタノ」と「世界の三船」の違い

公開日: 更新日:

「そう簡単に“世界の三船”夫人の座を渡せない」

 たけしも多岐にわたる才能で「世界のキタノ」と誰もが認める存在にまで上り詰めた。唯一の弱点がスキャンダル。騒ぎになるたびに応じなければならないのが芸人の性(さが)。ましてや、たけしは他の芸能人のことでは、ギャグを交えて応じてきた。自分のことでもしゃべらないわけにいかない。たけしは事が起きるたびに得意のギャグでかわしてきた。

 今回の離婚も自身が出演する「新・情報7daysニュースキャスター」(TBS系)で、「お金取られた」「捨てられるとは思わなかった」などと、真実ともギャグともつかない表現でかわした。離婚した事実があるだけで、強く印象に残ったのは「100億円離婚」の一報だけ。推定金額にしても芸能史に残る高額に「さすが世界のキタノ。離婚も半端ねえー」と驚くばかり。

 ハリウッドスターが離婚を巡り驚異的な慰謝料が話題になるように、離婚の金額もスターの証し。たけしもスターとしてのステータスは保たれたことになる。


 予想通り爆笑で終わった離婚話だったが、たけしの本音と思われる部分も垣間見られた。

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