長引き離婚を巡る「世界のキタノ」と「世界の三船」の違い
「そう簡単に“世界の三船”夫人の座を渡せない」
たけしも多岐にわたる才能で「世界のキタノ」と誰もが認める存在にまで上り詰めた。唯一の弱点がスキャンダル。騒ぎになるたびに応じなければならないのが芸人の性(さが)。ましてや、たけしは他の芸能人のことでは、ギャグを交えて応じてきた。自分のことでもしゃべらないわけにいかない。たけしは事が起きるたびに得意のギャグでかわしてきた。
今回の離婚も自身が出演する「新・情報7daysニュースキャスター」(TBS系)で、「お金取られた」「捨てられるとは思わなかった」などと、真実ともギャグともつかない表現でかわした。離婚した事実があるだけで、強く印象に残ったのは「100億円離婚」の一報だけ。推定金額にしても芸能史に残る高額に「さすが世界のキタノ。離婚も半端ねえー」と驚くばかり。
ハリウッドスターが離婚を巡り驚異的な慰謝料が話題になるように、離婚の金額もスターの証し。たけしもスターとしてのステータスは保たれたことになる。
予想通り爆笑で終わった離婚話だったが、たけしの本音と思われる部分も垣間見られた。