長引き離婚を巡る「世界のキタノ」と「世界の三船」の違い
「オイラの本を出版しておいて、同じ社の週刊誌はスキャンダルを平気で記事にする」と怒りの顔で某出版社を非難した。この言葉を聞き、依然として週刊誌に対する恨みが根強く残っていると感じた。振り返れば、フライデー事件の後、たけしは積極的に週刊誌や新聞の連載を活発化。さらに作家としてエッセーや小説を出版していた。裏を返せば、「出版で貢献すれば、系列の週刊誌もスキャンダルを控えるだろう」と、出版の目的には週刊誌の口封じもあったとの見方もできる。くだんの三船氏の対応を思い出す。別居を直撃した際、「それがどうした」と一喝された。「世界の三船は違う」と思うしかなかった。スキャンダルで動じないのもスターの証しである。