松本秀樹さん 飼育放棄0とペットと避難できる環境を目指す
犬と全国を旅するバラエティー「ポチたま」シリーズでおなじみの松本秀樹さん(44)。犬大好きのあまり、人が犬を捨てない社会を目指し、東日本大震災の直後は犬も避難できるように署名を集めたりと、犬のためになる活動を続けている。死ぬまでに見たい光景は犬が普通に電車に乗る日本!
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■犬・猫36万頭殺処分を知ってショックを受けた
番組では犬を探して全国を犬と歩く毎日でした。初代のポチたまの「まさお君」のことを好きになり過ぎて、犬のことを知るために犬の資格を取得してみたんです。資格を持っている方や犬のプロの方に知り合いができると、ペットのビジネスには犬に犠牲を強いているところもあると聞きました。
当時ではおよそ36万頭もの犬・猫が殺処分されていることも知って。1日1000頭です。かなりショックでした……。
犬と仕事をさせてもらってる僕としては「なんとかしなきゃいかん!」と思い、動物の資格をいろいろと取り、本格的に活動を始めました。それは「飼育放棄」をなくすこと。犬を飼った人たちが途中で「この犬、捨てる」と考えないように人間づくりをしたい。捨てられた犬を欲しい人に譲渡する活動ではなく、僕は捨てる人を減らす側に回った。殺処分ゼロとよく言われますけど、僕のゴールは飼育放棄ゼロ。