落語家のお年玉事情 寄席に行くと先輩方が次から次へと…
そろそろ親戚の子に会うからお年玉作らなきゃなんてご家庭も多いんじゃないでしょうか。私もそろそろ取りかからなくちゃいけません。全部で45個。えっそんなに!? ってなりますよね。今回のテーマは芸人のお年玉事情です。
落語家は前座のあいだ、自分の師匠だけではなく真打ち、二つ目、色物の先輩皆さまからお年玉をもらえるんです。寄席に行くと会う先輩会う先輩が次から次へとくれるんです。金額は基本1000円。羽振りのいい先輩は2000円だったり3000円だったり、中には5000円の方も! 私が前座の頃(20年前)で15万~20万円くらいにはなりました。
あれから芸人の人数も増えたので、今なら20万~25万円くらいいくんじゃないですかねぇ。頂いた師匠にはお礼を言わなきゃいけないし、まだもらってない師匠には気づいてもらうため何度も「おめでとうございます」と言わなきゃいけないので、重宝帳(芸人の名簿)を持ち歩きチェックを入れながら寄席で働きます。普段薄給で働いてる身分には特大ボーナスです。どうですか! 羨ましいでしょ!