「スカーレット」スピンオフ好評も今後の展開を心配する声
コメディータッチゆえ楽しく見られる今回のスピンオフだが、「スピンオフが楽しければ楽しいほど、本編の今後の展開に怯えるファンがいるようです」と、ドラマウオッチャーで芸能ライターの山下真夏氏がこう続ける。
「ヒロイン喜美子のモデルとなった女性陶芸家の息子さんは、白血病で31歳の若さで亡くなっています。〈ドラマも同じ展開になるのではないか〉〈最後につらい展開は悲しい〉などと考える視聴者は少なくないようで、スピンオフを素直に笑って見られないという人もいるほどです。息子の武志を演じる伊藤健太郎さんが22歳でとにかくいい子、ルックスもイケメンなだけに、余計に今後が心配になるのでしょう」
NHKは1月22日、追加キャストとして元SMAPの稲垣吾郎(46)が3月上旬の第22週から出演することを発表している。武志が病気になった際の主治医という役柄だ。
「NHKがそう発表している以上、やはり武志は病気になることは避けられない。でも、その後はまだ分かりませんよ。ヒロインの夫・八郎と弟子の三津の不倫が、事実とは違って回避されたように、現実のモデルがいるとはいえ、まったく同じ展開では描かれていません。離脱なんてせず、最終回まで見届けたいものです」(前出の山下氏)
緩~く楽しいスピンオフから一転、つらく厳しい展開に……その落差は視聴率低下につながりかねない。やはりスピンオフは、本編終了後の放送が賢明か。