コロナ禍対策で事業融資500万円の斡旋を…ずばり借金です
国から補助金だ助成金だといろいろ支援策がありますと喧伝され、はや3カ月余りが経っています。2月の終わりくらいからでしたか、それが首相会見だ都知事会見だとあり、GWが過ぎても一向に実行されない恐ろしさ。想像してください。
「非常事態ですから仕事ありません。雇用調整や助成金で何とかしますから」と言われた従業員と、その言葉通りに一刻も早く補助金を渡すべく、奔走する飲食店経営者の気持ちを。
補助金申請といっても、あれこれ資料を集めて、その一つ一つにお金がかかり、時間がかかります。それでいて、世間からは「助成金や給付金をもらえるのに、何が苦しいだよ」と後ろ指さされたりする。それにも耐えて申請し、風見鶏のように変わる情勢に合わせて、待てど暮らせど暖簾に腕押しも同然なのですから、日々、刻々と追い詰められていく。その結果、閉店、倒産、自殺者まで出ている。
「自粛」だ「ステイホーム」だと言って、飲食店や商店などに休業するように言っておいて、一方で補償は絵に描いた餅。面白いのが、普通の住民税や自動車税の納税申請なら早いのに、10万円申請や融資の申請になると全然通らない(笑い)。