桜田淳子が統一教会の合同結婚式出席 実兄は「もう縁を切ったようなもの」
結婚後も取材は続いた。
文鮮明氏が選んだ桜田の相手は日本人のA氏。実家は西宮にあったが、A氏は福井県敦賀市で漁船の網などをつくる工場を経営。結婚当初は敦賀駅から徒歩10分ほどの2階建てのコーポで質素な生活を送っていた。
買い物に出掛ける桜田を直撃するも空振り続き。近所の人も桜田夫妻が引っ越ししてきたことは知っていたが、驚くばかりで近所付き合いする人もいなかった。
A氏は出勤してくる工場で直撃できた。背が高く眼鏡をかけた真面目そうな人だった。対応も紳士的だったが、「元気にやっています」と言うだけで、「妻の芸能活動に支障が出ている」など核心の話になると口を濁した。
その後、工場を閉鎖。西宮に住む実母の介護もあってA氏の実家にいたこともあったが、現在は都内で3人の子供と生活している。桜田自身は「芸能活動したい」という意欲があり、3年前に銀座博品館劇場で限定ライブを開催。ファンとメディアを熱狂させたが、本筋のテレビ復帰はいまだに果たせないままである。
「特定の宗教のイメージのある人はスポンサーが敬遠する」という業界内のルールからして、脱退しない限り復帰は難しい。
対照的に山崎浩子は合同結婚式に参加するも姉や屋久島に住む親族の説得もあって統一教会を脱退。結婚も解消。現在は新体操強化本部長として東京五輪に向け指導している。
合同結婚式から28年。桜田もすでに62歳になる。 =つづく