「わたナギ」で注目 多部未華子vs新垣結衣“共演NG”の真相
「それはあくまで所属事務所の都合です。女優をプロモーションしていくに際して、同い年でキャラクターが重複するとなれば、何としても共演を避けようとするのが芸能界。仮に共演にこぎ着けたとしても、今度はクレジットの順番を巡ってひと悶着が起きることは火を見るよりも明らかですからね」(芸能関係者)
こんな事情もあるだけに、新垣が「逃げ恥」で開拓したTBS火曜ドラマ枠のメインキャストに抜擢された時、多部の心は「うれしい」と「どうしよう」のはざまで激しく揺れ動いたに違いない。
「コロナ禍の影響で、『わたナギ』のレギュラーオンエア前に『逃げ恥』の特別バージョンが流されたのですが、この『逃げ恥』のエンディングで多部がキレッキレの“恋ダンス”を披露して大騒ぎになりました。実はこのアイデア、多部側が提案したもので、関係者の間では親友の新垣へのエールだった……と解釈されています」(テレビ関係者)
「逃げ恥」をリスペクトしつつ、「『わたナギ』も負けないわ!」という多部のメッセージだったのかもしれない。
所属事務所の熱心なプロモーションもあって、新垣の方がしばらく若干リードする形となったが、多部も朝ドラ主演以降、演技派として確固たるポジションを築いている。こうなるとますます2人の共演作を見てみたい気もするが、芸能界の旧態依然とした慣習が改善されたらそれが許される時も来るかもしれない。
2人が絡んだら、一体どんなドラマ、映画になるのだろうか。
(芸能ジャーナリスト・芋澤貞雄)