「半沢直樹」のネタあかし 最後の悪玉はココでわかる!

公開日: 更新日:

 帝国航空再建編では、半沢に協力的に見えた常務の紀本平八(段田安則)は、ネクタイが赤系になった途端に対抗勢力に急変し、与党幹事長の箕部啓治(柄本明)と裏でつながって暗躍していることが明らかとなった。逆に、ここへきて半沢と二人三脚の大和田のネクタイは、寒色系に変わった。

 箕部の使い走りで、半沢つぶしの急先鋒だった白井亜希子・国土交通相(江口のりこ)は、債権放棄を銀行にのませることができず、詰め腹を切らされたが、蓮舫・参院議員をヒントにしているのか、いつも白のスーツだ。どこにも赤っぽいコーディネートがないのは、うぬぼれは強いがワルではないという意味だろう。

 ファッションで半沢側か敵側か一目瞭然というわけで、いまは半沢の味方のように振る舞っていても、スリーピースやダブルでネクタイが赤っぽかったら、いずれ裏切るというネタばらしサービスになっているのだ。そこで気になるのが、半沢の同期で学生時代からの仲間の渡真利忍(及川光博)が、ずっと赤系ネクタイなこと。まさか、最後の最後になって……ということはないだろうな。

「シーズンⅡの目標は、前シーズン最終話の世帯視聴率42・2%超えでしょうが、土下座が誰になるかにかかっています。柄本明があの顔芸で土下座したら、凄みがあると思いますけどねえ。期待したいです」(ドラマウオッチャー)

 登場人物たちのファッションで結末を予想しながら見ると、このドラマはもっと面白い。

 (コラムニスト・海原かみな)

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    露木茂アナウンス部長は言い放った「ブスは採りません」…美人ばかり集めたフジテレビの盛者必衰

  2. 2

    松本人志は「女性トラブル」で中居正広の相談に乗るも…電撃引退にショック隠しきれず復帰に悪影響

  3. 3

    フジテレビ日枝久相談役に「超老害」批判…局内部の者が見てきた数々のエピソード

  4. 4

    フジテレビが2023年6月に中居正広トラブルを知ったのに隠蔽した「別の理由」…ジャニーズ性加害問題との“時系列”

  5. 5

    フジ女子アナ“上納接待”疑惑「諸悪の根源」は天皇こと日枝久氏か…ホリエモンは「出てこい!」と訴え、OBも「膿を全部出すべき」

  1. 6

    中居正広まるで“とんずら”の引退表明…“ジャニーズ温室”育ちゆえ欠いている当事者意識に批判殺到

  2. 7

    フジテレビ労組80人から500人に爆増で労働環境改善なるか? 井上清華アナは23年10月に体調不良で7日連続欠席の激務

  3. 8

    中居正広「引退」で再注目…フジテレビ発アイドルグループ元メンバーが告発した大物芸能人から《性被害》の投稿の真偽

  4. 9

    NHKは「同様の事案はない」と断言するが…フジテレビ問題で再燃した山口達也氏の“EテレJK献上疑惑”

  5. 10

    GACKTや要潤も物申した! 中居正広の芸能界引退に広がる「陰謀論」のナゼ

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松本人志は「女性トラブル」で中居正広の相談に乗るも…電撃引退にショック隠しきれず復帰に悪影響

  2. 2

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  3. 3

    べた褒めしたベッツが知らない、佐々木朗希"裏の顔”…自己中ぶりにロッテの先輩右腕がブチ切れの過去!

  4. 4

    フジテレビ労組80人から500人に爆増で労働環境改善なるか? 井上清華アナは23年10月に体調不良で7日連続欠席の激務

  5. 5

    ついに不動産バブル終焉か…「住宅ローン」金利上昇で中古マンションの価格下落が始まる

  1. 6

    露木茂アナウンス部長は言い放った「ブスは採りません」…美人ばかり集めたフジテレビの盛者必衰

  2. 7

    中居正広「華麗なる女性遍歴」とその裏にあるTV局との蜜月…ネットには「ジャニーさんの亡霊」の声も

  3. 8

    和田アキ子戦々恐々…カンニング竹山が「ご意見番」下剋上

  4. 9

    紀香&愛之助に生島ヒロシが助言 夫婦円満の秘訣は下半身

  5. 10

    フジテレビにジャニーズの呪縛…フジ・メディアHD金光修社長の元妻は旧ジャニーズ取締役というズブズブの関係