「家政婦ナギサさん」ロケ地 横浜・仲町台駅が大人気に

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 多部未華子は相手をちょっとなじるようなふくれっ面がかわいい。小首をかしげて上目遣いで睨まれて、次にニコッとされたら、思わず「ごめんなさい」と言ってしまいそうだ。TBS系「私の家政夫ナギサさん」(火曜午後10時)は、そんな多部のコケティッシュな魅力と、大森南朋のオジサン家政夫との軽妙な掛け合いが楽しく、1日に放送された最終話の世帯視聴率は20%寸前の19・6%、全話平均15・2%と、7月ドラマでは「半沢直樹」(TBS系)に次ぐ高さだった。

「TBSもここまで数字を取るとは予想していなかったはずです。でも、始まってみると、出てくるたびに違う多部のファッションがおしゃれ、大森のほんわかがすてき、2人を取り巻く人々もどこか抜けてるところがあっていい人ばかりと、コロナ禍でギスギスした世の中に好感されました。終わったばかりなのに、来週8日にすぐ2時間スペシャル版を放送するのも、話題になっているうちにという狙いでしょう」(テレビ雑誌編集デスク)

 制作現場も好評に気を良くしたのだろう。最終話のエンディングでは、ナギサさんが作る料理の監修をした料理研究家・栗原心平を新人家政夫役で出演させたり、金曜ドラマ「MIU404」(TBS系)で張り込みに使われる警察車両「メロンパン号」が道路脇に止まっているなど、余裕しゃくしゃくで遊んでいた。

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