著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

ジャニーズはアイドル専門学校「人気と実力は別」とOB語る

公開日: 更新日:

 実際、OBを含めたジャニーズを見れば、俳優・タレント・司会と、さまざまなジャンルに進み活躍している。不思議なのは歌って踊るグループ出身でありながら、ソロ歌手に進んだ人が少ないことだ。芸能プロという名の学校。ジャニーズのシステムを取り入れたのがAKB48に端を発した女性アイドルグループだった。彼女たちがグループを脱退するとき、「卒業」という言葉を使い、恋愛禁止など規律も設けられていた。ジャニーズにも学校並みに規律はある。恋愛禁止など暗黙のうちにあるが、さほど厳密なものではない。それでも学校のように自主退学する者もいれば、不祥事を起こし退学させられる者もいる。生徒が増えれば増えるほど木村拓哉のようにスターになっていく優等生も出れば、落第生もいる。手越も山下も昨年のコロナ禍に女性を交えた深夜の飲食が発覚。謹慎処分になったことがきっかけで自ら退所を選択した。

 卒業までの準備期間があれば、進路も決めやすいが、そんな時間も余裕もなく、卒業を迫られる。OBの話を思い出す。

「アイドル人気は限界がある。人気がなくなれば仕事も減り後輩たちに抜かれるのを肌身で感じる。次第に居場所もなくなって独立していくが、芸能界でなにをしていくのか、明確なものがなければ、うまくいくはずもない」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    菊川怜の元夫は会社が業績悪化、株価低迷で離婚とダブルで手痛い状況に…資産は400億円もない?

  2. 2

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  3. 3

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  4. 4

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  5. 5

    斎藤元彦知事ヤバい体質また露呈! SNS戦略めぐる公選法違反「釈明の墓穴」…PR会社タダ働きでも消えない買収疑惑

  1. 6

    渡辺裕之さんにふりかかった「老年性うつ」の正体…死因への影響が報じられる

  2. 7

    水卜ちゃんも神田愛花も、小室瑛莉子も…情報番組MC女子アナ次々ダウンの複雑事情

  3. 8

    《小久保、阿部は納得できるのか》DeNA三浦監督の初受賞で球界最高栄誉「正力賞」に疑問噴出

  4. 9

    菊川怜は資産400億円経営者と7年で離婚…女優が成功者の「トロフィーワイフ」を演じきれない理由 夫婦問題評論家が解説

  5. 10

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”