「アノニマス」は香取慎吾ありき…物足りないテレ東らしさ
香取慎吾(43)主演の連ドラ「アノニマス~警視庁”指殺人”対策室~」(テレビ東京=月曜夜10時)の第1話が25日に放送され、世帯視聴率は7.3%、個人視聴率は3.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。放送翌日のテレ東公式HPには〈同枠歴代最高視聴率の快挙!放送後まもなく~終了後1時間以上ずっとTwitterトレンド1位に!〉なんて記事が躍った。
「同枠前作の中井貴一&鈴木京香『共演NG』を超える上々のスタートで、元SMAP香取慎吾の面目躍如といったところでしょう」(広告代理店関係者)
SNSで誹謗中傷することで相手を死に追いやる“指殺人”をテーマにした異色の刑事ドラマ。香取が演じるのは、新設の“指殺人対策室”に配属された元捜査一課の刑事だ。
放送後のネット上の声を拾ってみると、〈現代社会の問題に切り込んでいて、引き込まれる〉〈映像や音楽がかっこいい〉とおおむね好評で、〈陰のある香取くんが素敵〉〈寡黙で渋い〉などと、長年の香取ファンと思われる書き込みが目立つ。
テレビコラムニストの亀井徳明氏は「香取さん目当てで見る層には斬新な刑事ドラマに映ったかもしれませんが、初回を見る限り、人物設定も展開もベタすぎなくらいオーソドックス。視聴率に関していえば、各話の展開うんぬんより、香取さんの存在感が決め手になるでしょうね」と話す。