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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

ジュニアたちに会うと彼らはさまざまなドラマを抱えていた

公開日: 更新日:

 ジュニアを取材すると、どこかでジュニア同士はつながっているもの。連絡先がわかることもあった。電話では意図が伝わらない。極力、会う努力をした。それぞれにドラマがあった。

 辞めたことを親に言えず友人宅を転々としていた子もいれば、親に連れ戻された子もいた。

「高校に通い直す」と受験勉強する子。早々に就職先を探す子もいた。17歳の少年は「今さら高校にも行けない。といってこんな中途半端な僕を雇ってくれる会社もない」と途方に暮れていた。

 セクハラ問題をぶつけると明らかに戸惑う子が多かった。「そんなことはない」と否定もあれば、「答えられない」と取材拒否もあった。

 取材相手の大半は未成年。取材に応じるかどうかは親の理解と承諾が必要なケースもあり、協力的な親御さんもいれば、「とんでもない」と激怒され、取材拒否もあった。

 記事は元ジャニーズのタレントにも幅を広げた。手分けして得た取材データを精査して連載は始まった。記事についての詳細は省くが、世間の反響は大きかったものの、後追いするメディアは皆無。

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