和牛は番組の前説でチャンスを…緻密なネタ作りの実力派
「M―1」3年連続準優勝で優勝者に劣らない地位を確立し、今やバラエティー番組のリポーターなど引っ張りだこの和牛。水田君(写真左)の徹底したこだわりの「ヘリクツ」と、川西君(同右)のブレないツッコミのスタンスで、前半に張った伏線を後半にたたみかけて「回収」する緻密なネタ作りにはセンスはもちろん“漫才脳”といいますか、頭の良さを感じます。
2人は「かまいたち」「天竺鼠」らと同じNSC大阪26期生。在学中はクラスも違い、お互いを知らなかったようですが、おのおのがコンビを解散して相方を探していた時に、やはり同期のピン芸人、バイク川崎バイク君の仲介でコンビを結成しました。
在学中から川西君が先輩芸人の太平かつみ君に似ていると思っていましたが、アドバイザーをしていた若手たちの劇場「baceよしもと」で和牛がオーディションを勝ち上がり、出演するようになって再会。当時、構成を担当していたトミーズの番組で、「(かつみさゆりの)かつみ君にそっくりな若手がいる」とトミーズの2人に引き合わせたのが縁で、番組の前説をお願いするようになりました。以来、次々とテレビ番組の前説に呼ばれるようになり、頭角を現したのです。