今年のM-1不評で…和牛とミルクボーイが再評価されるワケ
「ファイナルラウンドで『見取り図』が2票、『おいでやすこが』が2票、そして『マヂカルラブリー』が3票と接戦になったことが、すべてを物語っているような気がしますね」(番組制作会社関係者)
お笑いコンビ「マヂカルラブリー」が初優勝を飾った20日の「M-1グランプリ2020」の話だ。
「3票で優勝したのは、2016年の『銀シャリ』以来です。もっとも16年は審査員が5人(通常7人)しかいなかったので、接戦というわけでもない。昨年は『ミルクボーイ』が6票で圧勝でした。今年のファイナリスト3組は接戦だったといえば聞こえはいいですが、裏を返せば、3組とも“決め手”に欠けていたような……審査員も苦しんだんじゃないでしょうか」(前出の番組制作会社関係者)
ネット上の評価も〈去年は“これぞ漫才の大会!”って感じで良かったな〉〈コントは別舞台でやってください〉などとパッとしない。
芸能ライターのエリザベス松本氏は「私もM-1は日本一の漫才の大会として、コントではなく漫才を楽しもうと身構えて見ますからね」とこう続ける。