芸人を呼ぶときはムダなプレッシャーは与えないでください
卒業式シーズンですね。先週の金曜日にさいたま市内のとある中学校へ落語をやりに行ってきました。こういう学校行事は早いときで1年前からオファーを頂くこともあるのですが、今回は3週間前というかなりギリギリでの依頼でした。
私のラジオ番組のサイトにメールで連絡があり「PTAの副会長ですが子供たちに落語を見せてもらえませんか」とのこと。電話番号も記載してあったのでこちらから連絡を。
「予算的にも大丈夫なんですがどういった催しでしょうか?」
「今年の3年生の生徒がコロナで修学旅行に行けずかわいそうなのでPTAから修学旅行に代わる何か楽しい思い出をと思いまして」
私は即答しました。「無理です」と。「修学旅行といえば本来中学校生活での一番の思い出でしょうからそれに代わるような面白い落語をやる自信はありませんよ」と。そらそうでしょう。こんなにハードルの高い仕事は今まで経験がありませんから。すると向こうは「ではサプライズゲストということで」。さっきより即答しました。「もっと無理です」と。