落語界の「長生きも芸のうち」は芸「も」ある人への言葉
「長生きも芸のうち」という言葉が落語界には言い伝えられてます。落語家が特に早死にというわけではありませんが、どんなに良い芸を持っていても死んじゃえばそこで終わりというのも真実。かたや長生きすることでじわりじわりと評価を上げて晩年には名人の仲間入りを果たすこともあるのがこの世界です。
天才といわれながら早世した志ん朝師匠や枝雀師匠はきっと芸に対する悩みやストレスで命を縮めてたんじゃないでしょうか。神経すり減らすぐらいに落語に打ち込んでたエピソードには事欠かない2人ですから。まぁその辺のことは凡才の私には計り知れないんですけどね。あと酒で体壊して死んじゃうパターンも多いですね。まぁ噺家は飲む機会なんていくらでも作れますし嫌な事を忘れるのにお酒は便利ですからね。
なんて長々と書きましたが、私鬼丸は今年49歳を迎えるにあたり体のメンテナンスを行いました。昨年10月からコロナ禍で会食飲み会が減ってたこともあり、低糖質の食事と筋トレと水泳を組み合わせたオーソドックスなダイエットを。芸人なら同じものばかり食べるゆで卵ダイエットとかりんごダイエットとかの方がネタっぽいんですが、ここはネタを作るより結果重視。タンパク質中心の食事1日1500キロカロリーを目安に無理のないペースで。ここでも絶食を1週間やってそのあとに食べた水みたいなお粥がメチャメチャおいしかったみたいなドラマを全く求めずあくまでも結果重視です。有酸素運動も将来はフルマラソン目指してのトレーニングの方が、のちのちネタになりそうなんですが、水泳の方がカロリー消費の効率が良いので将来性は全くないんですが水泳を採用。その結果半年で7キロ減というネタとしてパンチの弱い地味な結果に。そして長生きも芸のうちとは言ったもののダイエットに力を入れすぎて芸にあまり打ち込んでなかった半年を反省してるところです。「長生きも」の「も」は芸「も」ある人への言葉ですからね。