著者のコラム一覧
三遊亭鬼丸落語家

昭和47(1972)年生まれ。長野県上田市出身。平成9年、三遊亭円歌に入門。前座名は「歌ご」。平成12年、二つ目に昇進し「きん歌」に改名。平成22年、「三遊亭鬼丸」襲名で真打ち昇進。NACK5「ゴゴモンズ」メインパーソナリティー。

プロ野球で思う 落語まみれの落語キャンプをやってみたい

公開日: 更新日:

 プロ野球キャンプの情報が紙面を賑わしている今日この頃。連日ピッチャーの投げ込みやノックで泥だらけの姿なんてのを見ると一年間シーズンを戦うためにはこの時期の練習が大事なことをまざまざと思い知らされます。

 さて我々噺家は一年中シーズンというかネタ下ろしという新しい演目を覚えそれを高座にかける時は結構真剣に取り組みますが、それでもその間に仕事もこなしながらなわけでプロ野球のキャンプのような練習漬けというわけではありません。よく考えたらお芝居の世界でも稽古を連日皆で集まって朝から晩まで2、3週間やってから本番ですよね。ミュージシャンだと充電期間とかレコーディングとかありますよね。落語家も4人ぐらいで集まって落語キャンプとかやってみたいですね。

 朝から体力づくりにジョギングをして午前中は噺をお互いに教えたり教わったりして、午後は交代でおのおのが落語を演じその落語についてみんなでディスカッションします。夜はお酒を飲みながら熱く芸論を交わし、寝床についてからふといいフレーズを思いついて起きてまた稽古をしてしまう、そんな落語まみれの落語合宿、落語キャンプは1週間ぐらいがいいですかね。今ならコロナで仕事も少ないから集まりやすいかもしれません。場所は人里離れた所の方が集中できるので山奥……いや食事は楽しみたいから海沿いの方がいいですね。安めの旅館でいいけどせっかくだから温泉で。4人だとゴルフをやるメンバーの方が休日も退屈しないでしょうね。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大山悠輔が“巨人を蹴った”本当の理由…東京で新居探し説、阪神に抱くトラウマ、条件格差があっても残留のまさか

  2. 2

    大山悠輔逃し赤っ恥の巨人にOB評論家《良かった》 FA争奪戦まず1敗も…フラれたからこその大幸運

  3. 3

    悠仁さまの進学先に最適なのは東大ではなくやっぱり筑波大!キャンパス内の学生宿舎は安全性も高め

  4. 4

    過去最低視聴率は免れそうだが…NHK大河「光る君へ」はどこが失敗だったのか?

  5. 5

    八村塁が突然の監督&バスケ協会批判「爆弾発言」の真意…ホーバスHCとは以前から不仲説も

  1. 6

    《次の朝ドラの方が楽しみ》朝ドラ「あんぱん」の豪華キャストで「おむすび」ますます苦境に…

  2. 7

    国民民主党・玉木代表まだまだ続く女難…連合・芳野友子会長にもケジメを迫られる

  3. 8

    「人は40%の力しか出していない」米軍特殊部隊“伝説の男”が説く人間のリミッターの外し方

  4. 9

    瀬戸大也は“ビョーキ”衰えず…不倫夫をかばい続けた馬淵優佳もとうとう離婚を決意

  5. 10

    迫るマイナ保険証切り替え…政府広報ゴリ押し大失敗であふれる不安、後を絶たない大混乱