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平野悠「ロフト」創業者

1944年8月10日、東京都生まれ。71年の「烏山ロフト」を皮切りに西荻、荻窪、下北沢、新宿にロフトをオープン。95年に世界初のトークライブ「ロフトプラスワン」を創設した。6月、ピースボート世界一周航海で経験した「身も心も焦がすような恋」(平野氏)を描いた「セルロイドの海」(世界書院)を刊行。作家デビューを果たした。

PANTAはトリ前に「物真似猿の大行進が始まる」と歌った

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 コロナ禍にあって御年71ながら、軽やかなフットワークでライブ活動を続けている。ロッカーのPANTAさんだ。4月下旬には、頭脳警察を1969年に結成する前のアイドルバンド「ピーナッツバター」の復活ライブを「Flowers Loft」で開催。今月23日には渋谷ラママでライブを行った。PANTAさんとはかれこれ40年の付き合い。何度もロフトのステージで歌ってくれた。頭脳警察時代のパフォーマンスなどから「過激な元祖パンク」のイメージが定着しているが、「練り上げられた日本語の歌詞」を「透明感のある声に乗せて歌う」ロッカーと思っている。ヒューマンな人柄と澄んだ歌声は今も変わらない。

 ――そもそもバンド名が日本語ということが非常に珍しかったし、徹底して「欧米の物マネではない音楽をやる。日本語のロックにこだわる」というコンセプトだった。

「ブルースと出合って大好きになった。でも、背景にある黒人差別なんて極東のガキに分かるわけがない。カッコだけ真似してどうなるのか? そう思って日本語のロックをやろうと決めました」

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