山下智久「ドラゴン桜」”声だけ出演“で透けて見えたテレビ局の忖度体質
6月26日に見事大団円を迎えた阿部寛(57)主演の『ドラゴン桜』(TBS系)。このドラマがテレビ関係者に再認識させたのはキャスティングの大切さだ。それまで14%台だったドラマの視聴率が、新垣結衣(33)をワンシーンで登場させ、山下智久(36)を”声のみ出演“させたおかげで最終回は20%台超に跳ね上がった。
それにしても、山下の”声のみ出演“は極めて異例だ。NHK大河ドラマや朝ドラで、画面に登場せずナレーションのみ参加するのは珍しくないが民放の連続ドラマでは珍しい。今回の山下の出演で浮き彫りになったのは、ドラマを制作したTBSとジャニーズ事務所の駆け引きの構図だ。山下は昨年10月末、ジャニーズ事務所を辞めたが、退所の仕方がズサンだったこともあり、「地上波テレビの復帰にはしばらく時間がかかる」というのが業界関係者の共通した見方だった。
最近の分かりやすい例として、手越祐也(33)や錦戸亮(36)のケースを思い出していただきたい。彼らはそれぞれYouTubeや雑誌などで活躍しているものの、地上波ドラマには出演していない。