リッキーさん(ブッチャーブラザーズ)廃校利用「出張お笑い学校」で親子に漫才を教えたい
リッキー(岡博之)さん(ブッチャーブラザーズ/62歳)
結成40年のベテランお笑いコンビ、ブッチャーブラザーズのリッキーさんは4月に所属事務所サンミュージックの副社長に就任して話題に。死ぬまでにやりたいことは廃校となった学校で親子に漫才を指導すること!
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僕はもともといろんな町の鉄道を見たり、古い物を見たりするのが好きで使われなくなった学校を見るのも好きなんですよ。
廃校には子供が減っていたり不便な場所にあったり、いろいろ理由があるとは思いますが、「行政が何かするにもお金がかかるだろうけど、このまま使われないのはもったいないなぁ」と思って何かに廃校を使えないかと、10年以上前に考え始めて。
最初に考えたのは教室を泊まれる設備にした「学校宿」。ひとつの例として思いついたのは不登校や引きこもりの子供が親とコミュニケーションをとれるようになるために親子で一緒に寝泊まりできる施設。
子供の問題は子供だけの責任ではなくて、親や家庭環境がうまくいってないと思うので、親子で夏休みだけとか一定の期間、合宿してもらい、漫才のネタを親子で考えて練習するんです。芸能の他のジャンルの方が怒るでしょうけど、僕は漫才という表現がコミュニケーションがとれる一番だと思っています。会話そのものだし、ネタ作りも親子2人きりで会話するところから始まる。