東出昌大“不良債権化”で解雇も 事務所後輩「蒔田彩珠と岸井ゆきの」急成長で用済みに
“災い転じて福となす”とはまさにこのことだろう。東出昌大(33)が所属する芸能事務所「ユマニテ」が芸能関係者の間で話題になっている。
東出が20代ハーフ美女の新恋人を映画のロケ地である広島に呼び寄せたと14日発売の「週刊文春」が報じた。これが決定打になり、東出と事務所側は契約問題について話し合いの最中といわれている。最大の争点になるのは、ユマニテが肩代わりした2億円ともいわれる東出の違約金の返済に関する問題だろう。
場合によっては事務所の屋台骨を揺るがしかねない巨額の金額といえるが、少しずつユマニテを取り巻く状況が変わりつつある。強烈な追い風が吹いているのだ。
■蒔田彩珠と岸井ゆきの キャスティングで必ず名前が挙がる
「東出の騒動がきっかけなのかどうか定かではありませんが、今、芸能プロで最も勢いがあるのは『ユマニテ』だと思います。どのテレビ局に行っても、ドラマのキャスティングで必ず名前が挙がるのがこの事務所の所属俳優の名前なんです」(芸能プロ関係者)
具体的には、29日に最終回を迎えた「おかえりモネ」でヒロインの妹役を演じた蒔田彩珠(19)、今年放送された連続ドラマ「天国と地獄~サイコな2人~」「#家族募集します」(ともにTBS系)で高い評価を得た岸井ゆきの(29)の2人のことだ。
「(『ユマニテ』の)プロモーションを見たとき、事務所の期待値が高いのは断然蒔田だと思いました。『おかえりモネ』だけでなく、『とと姉ちゃん』にも出演している女優ですからね。ただキャリアが12年あるといっても、年齢がまだ若過ぎます。19歳という年齢は役のつぶしが利かないというか、役どころが限定されます。その点、岸井の29歳という年齢は、前後10歳くらいの役柄に幅広く対応できます。さらに岸井は『どんな役でも受け入れる』という芝居の柔軟性があります。製作者側にとっては最も需要がある女優と言っても過言ではないでしょうね」(前出の芸能プロ関係者)
ブレーク直前の宮崎あおいに似ている
岸井は来年1月スタートのNHKよるドラ「恋せぬふたり」で高橋一生(40)とダブル主演を務める。他者に性的にひかれない“アロマンチック・アセクシュアル”をテーマにした異色作で、「恋愛感情のないラブコメディー」を演じることになるという。
テレビ関係者らはこの作品をきっかけに、岸井のドラマ出演が飛躍的に増えるのではないかとみている。ある民放のベテラン演出家は岸井について、「ブレーク直前の宮崎あおい(35)の、あの独特な空気感に非常に似ている」と例えてみせた。
この岸井と蒔田のブレークが、今後の東出の仕事にも影響を与える可能性があるという。
「岸井や蒔田に象徴される『ユマニテ』の営業努力には本当に驚かされるものがあります。この2人が“一本立ち”するだけでも十分に事務所に恩恵があります。岸井は現在4本のCMを持っていますが、これから露出が増えて注目されていけば、CM契約数もそれに比例して増えていくことになる。もちろん出演単価も上がっていきます。芸能プロの経営がますます軌道に乗れば、東出の立場は逆ににわかに怪しくなってくるでしょうね。新しい稼ぎ頭が育てば、不良債権はさっさと処分したくなるのが経営者の心理というものです」(芸能プロ経営者)
話し合いの着地点が芸能記者の間で囁かれている“解雇”なのか、それとも“飼い殺し”なのか、それは今後の東出の対応次第というのが現状の大方の見方だ。
東出にとって岸井と蒔田は、“命の恩人”となるのか、それとも“介添人”となるのか……。