著者のコラム一覧
芋澤貞雄芸能ジャーナリスト

1956年、北海道生まれ。カリフォルニア州ロサンゼルスでテレビ・映画のコーディネーター業を経て、女性週刊誌を中心に30年以上にわたり芸能・スポーツを中心に取材活動を続ける。代表的なスクープは「直撃! 松田聖子、ニューヨークの恋人」「眞子妃、エジンバラで初めてのクリスマス」。現在は、星野源、ディーン・フジオカから羽生結弦、浅田真央まで幅広く取材活動を続ける。日刊ゲンダイDIGITALや現代ビジネスなどで執筆中。ツイッター現代デジタル芸能界一の嫌われ記者 芋澤がぶっちゃける極秘情報

東出昌大“不良債権化”で解雇も 事務所後輩「蒔田彩珠と岸井ゆきの」急成長で用済みに

公開日: 更新日:

“災い転じて福となす”とはまさにこのことだろう。東出昌大(33)が所属する芸能事務所「ユマニテ」が芸能関係者の間で話題になっている。

 東出が20代ハーフ美女の新恋人を映画のロケ地である広島に呼び寄せたと14日発売の「週刊文春」が報じた。これが決定打になり、東出と事務所側は契約問題について話し合いの最中といわれている。最大の争点になるのは、ユマニテが肩代わりした2億円ともいわれる東出の違約金の返済に関する問題だろう。

 場合によっては事務所の屋台骨を揺るがしかねない巨額の金額といえるが、少しずつユマニテを取り巻く状況が変わりつつある。強烈な追い風が吹いているのだ。

蒔田彩珠岸井ゆきの キャスティングで必ず名前が挙がる

「東出の騒動がきっかけなのかどうか定かではありませんが、今、芸能プロで最も勢いがあるのは『ユマニテ』だと思います。どのテレビ局に行っても、ドラマのキャスティングで必ず名前が挙がるのがこの事務所の所属俳優の名前なんです」(芸能プロ関係者)

 具体的には、29日に最終回を迎えた「おかえりモネ」でヒロインの妹役を演じた蒔田彩珠(19)、今年放送された連続ドラマ「天国と地獄~サイコな2人~」「#家族募集します」(ともにTBS系)で高い評価を得た岸井ゆきの(29)の2人のことだ。

「(『ユマニテ』の)プロモーションを見たとき、事務所の期待値が高いのは断然蒔田だと思いました。『おかえりモネ』だけでなく、『とと姉ちゃん』にも出演している女優ですからね。ただキャリアが12年あるといっても、年齢がまだ若過ぎます。19歳という年齢は役のつぶしが利かないというか、役どころが限定されます。その点、岸井の29歳という年齢は、前後10歳くらいの役柄に幅広く対応できます。さらに岸井は『どんな役でも受け入れる』という芝居の柔軟性があります。製作者側にとっては最も需要がある女優と言っても過言ではないでしょうね」(前出の芸能プロ関係者)

ブレーク直前の宮崎あおいに似ている

 岸井は来年1月スタートのNHKよるドラ「恋せぬふたり」で高橋一生(40)とダブル主演を務める。他者に性的にひかれない“アロマンチック・アセクシュアル”をテーマにした異色作で、「恋愛感情のないラブコメディー」を演じることになるという。

 テレビ関係者らはこの作品をきっかけに、岸井のドラマ出演が飛躍的に増えるのではないかとみている。ある民放のベテラン演出家は岸井について、「ブレーク直前の宮崎あおい(35)の、あの独特な空気感に非常に似ている」と例えてみせた。

 この岸井と蒔田のブレークが、今後の東出の仕事にも影響を与える可能性があるという。

「岸井や蒔田に象徴される『ユマニテ』の営業努力には本当に驚かされるものがあります。この2人が“一本立ち”するだけでも十分に事務所に恩恵があります。岸井は現在4本のCMを持っていますが、これから露出が増えて注目されていけば、CM契約数もそれに比例して増えていくことになる。もちろん出演単価も上がっていきます。芸能プロの経営がますます軌道に乗れば、東出の立場は逆ににわかに怪しくなってくるでしょうね。新しい稼ぎ頭が育てば、不良債権はさっさと処分したくなるのが経営者の心理というものです」(芸能プロ経営者)

 話し合いの着地点が芸能記者の間で囁かれている“解雇”なのか、それとも“飼い殺し”なのか、それは今後の東出の対応次第というのが現状の大方の見方だ。

 東出にとって岸井と蒔田は、“命の恩人”となるのか、それとも“介添人”となるのか……。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    松本人志「事実無根」から一転、提訴取り下げの背景…黒塗りされた“大物タレント”を守るため?

  2. 2

    島田洋七が松本人志復帰説を一蹴…「視聴者は笑えない」「“天才”と周囲が持ち上げすぎ」と苦言

  3. 3

    人気作の続編「民王R」「トラベルナース」が明暗を分けたワケ…テレ朝の“続編戦略”は1勝1敗

  4. 4

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  5. 5

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  1. 6

    松本人志が文春訴訟取り下げで失った「大切なもの」…焦点は復帰時期や謝罪会見ではない

  2. 7

    窪田正孝の人気を食っちゃった? NHK「宙わたる教室」金髪の小林虎之介が《心に刺さる》ファン増殖中

  3. 8

    井上真央ようやくかなった松本潤への“結婚お断り”宣言 これまで否定できなかった苦しい胸中

  4. 9

    菊川怜が選んだのはトロフィーワイフより母親…離婚で玉の輿7年半にピリオド、芸能界に返り咲き

  5. 10

    福山雅治は自宅に帰らず…吹石一恵と「6月離婚説」の真偽

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇