著者のコラム一覧
桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

解散V6メンバーの妻には有名女優ズラリ ジャニーズの後輩たちに夢を与えた?

公開日: 更新日:

 11月1日、V6が解散した。V6はグループとして冠番組があるわけでもなく、ヒット曲もコアなファン以外が分かるのはデビュー曲の「MUSIC FOR THE PEOPLE」のほか「愛なんだ」と「WAになっておどろう」くらいで「紅白歌合戦」出場回数も3回と、SMAPや嵐の間に挟まれひとつ地味な存在だった。

 グループというより個々に活躍しているイメージが強く、いまさら解散宣言しなくても、そのままずるずると「少年隊」方式でやっていけばとも思う。そもそもV6はトニセンとカミセンの2組が合体、他のグループと比べて年齢差も大きい。

 デビューから26年経ってリーダーの坂本昌行50歳、長野博49歳、井ノ原快彦45歳、森田剛42歳、三宅健42歳、最年少の岡田准一ですら40歳と、みんな立派な中年。いつまでもチャラチャラやっていられないの心境だろう。

■森田剛は宮沢りえと事務所設立

 解散前の26日に放送されたのはV6がレギュラーを務めていた人気番組「学校へ行こう!2021」(TBS系)。3時間の生放送SPで、かつて番組に出演していたメンバーや当時の生徒たちと再会するなど、懐かしい企画盛りだくさん。

 解散後は森田剛がジャニーズを退所し、あとの5人は残留する。グループは残し、森田だけ退所という選択肢もあったという気もするが。解散翌日、森田は妻・宮沢りえと新事務所「MOSS」を設立。舞台役者としてやっていくが、りえがついていれば安泰だ。

俳優・岡田准一は宮崎あおい

 他のメンバーは「あさイチ」卒業後も、NHKの特番のMCにも起用され、「出没!アド街ック天国」などバラエティーのレギュラーを持ち、俳優としては「特捜9」シリーズのレギュラーもある井ノ原は大丈夫。映画「燃えよ剣」で土方歳三を演じるなど、日本を代表する映画俳優としても活躍する岡田も不安はなさそう。

 Eテレの「みんなの手話」ナビゲーターを務める三宅は来年、舞台「陰陽師」で主演安倍晴明役を演じる。坂本は「ノンストップ!」の料理コーナーを週1で担当、ミュージカル俳優としても活躍。長野も趣味のグルメを生かしたバラエティーや「よじごじDays」の水曜MCを担当。解散後も大きく変わらなさそう。


マルチな井ノ原快彦の妻は瀬戸朝香

 すごいのは森田の妻がりえ、岡田の妻は宮崎あおい、長野の妻は白石美帆、井ノ原の妻は瀬戸朝香と妻が豪華なこと。

 ジャニーズは木村拓哉の妻・工藤静香東山紀之の妻・木村佳乃以外、一般人ばかりで地味だ。嵐は二宮和也も桜井翔も相葉雅紀も妻は一般人と華やかな世界と程遠い。だって、山口智子唐沢寿明反町隆史松嶋菜々子、最近であれば星野源新垣結衣なら、こちらのテンションも上がる。

 そういう意味で最大の功績は後輩たちに夢を与えたことか。

 とにもかくにもお疲れさまの26年!

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  2. 2

    中居正広の騒動拡大で木村拓哉ファンから聞こえるホンネ…「キムタクと他の4人、大きな差が付いたねぇ」などの声相次ぐ

  3. 3

    木村拓哉は《SMAPで一番まとも》中居正広の大炎上と年末年始特番での好印象で評価逆転

  4. 4

    中居謝罪も“アテンド疑惑”フジテレビに苦情殺到…「会見すべき」視聴者の声に同社の回答は?

  5. 5

    中居正広9000万円女性トラブル“上納疑惑”否定できず…視聴者を置き去りにするフジテレビの大罪

  1. 6

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  2. 7

    フジテレビは中居正広で“緊急事態”に…清野菜名“月9”初主演作はNHKのノンフィクション番組が「渡りに船」になりそう

  3. 8

    中居正広の女性トラブルで元女優・若林志穂さん怒り再燃!大物ミュージシャン「N」に向けられる《私は一歩も引きません》宣言

  4. 9

    若林志穂vs長渕剛の対立で最も目についたのは「意味不明」「わからない」という感想だった

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    相撲協会の逆鱗に触れた白鵬のメディア工作…イジメ黙認と隠蔽、変わらぬ傲慢ぶりの波紋と今後

  2. 2

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    《2025年に日本を出ます》…團十郎&占い師「突然ですが占ってもいいですか?」で"意味深トーク"の後味の悪さ

  5. 5

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  1. 6

    中居正広の女性トラブルで元女優・若林志穂さん怒り再燃!大物ミュージシャン「N」に向けられる《私は一歩も引きません》宣言

  2. 7

    結局《何をやってもキムタク》が功を奏した? 中居正広の騒動で最後に笑いそうな木村拓哉と工藤静香

  3. 8

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 9

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  5. 10

    高校サッカーV前橋育英からJ入りゼロのなぜ? 英プレミアの三笘薫が優良モデルケース