「ドクターX」に迫る終焉危機 “DNAの違う脚本家”参入で苦境ぶりが浮彫りに
なりふり構わないゲスト出演者のキャスティングからも、テレ朝の“迷走”ぶりが手に取るように見えてくる。
■ゲスト出演者もダメ、脚本家もダメで「もはや打つ手なし」の状況
これだけでも十分なのに、台本を見ていた筆者が思わず2度見してしまったのが第7話の脚本家だ。脚本家といえば、そのドラマの“生命線”と言い換えてもいいほどの重要なポジション。そこに『ドクターX』シリーズでは見慣れない名前を発見した。
このドラマは中園ミホ氏を中心に、林誠人氏、香坂隆史氏、寺田敏雄氏という3人の脚本家によって作られてきた。テレ朝局内では最強と言われるストーリー・テラー集団の中に、明らかに違うDNAを持つ書き手が介入したのだ。
「外部の脚本家起用はさすがに中園さんの許可を取ってのものでしょうが、ドラマが行き詰っていることを裏付けました。テレ朝としては“ドラマの起爆剤になるかもしれない”と考えて、新しい脚本家に書かせたのでしょうが、その回がよりによって今期最低の視聴率を記録。『相棒』にも抜かれるという目も当てられない結果にもなったわけですから、テレ朝としてもショックでしょうね。ゲストもダメ、脚本もダメともなれば、もはや“打つ手なしの状況”と言えます」(芸能プロ関係者)