吉田栄作の結婚で振り返る 非ジャニーズの“平成御三家”が90年代に輝いた理由
「90年代前半は、ジャニーズにとって苦しい時代でした。光GENJIの人気が落ち着き、忍者は期待通りには伸びなかった。SMAPは91年にCDデビューしたが、オリコン1位を取るまで時間がかかった。当時のジャニーズでドラマ主演していたのは田原俊彦くらい。事務所がテレビ局に対して駆け引きできるほどの力を持っていなかった。そのことも、3人の露出度にある程度は影響していたと思いますよ」(芸能プロダクション関係者)
女性人気のバロメーターとされた雑誌「an・an」の「好きな男ランキング」では91年から2年連続で織田が1位、加勢が5位、吉田は9位と3位だった。92年のNHK「好きなタレント調査」でも3人はベスト15に名を連ねた。ベストテンにはビートたけし(74)や明石家さんま(66)、タモリ(76)らお笑い系がほとんどを占めていたが、織田は6位に付けた。
しかし、この前後から3人の芸能生活には暗雲が垂れ込める。加勢は独立に関して事務所と折り合いがつかず、91年に芸名使用禁止裁判に発展。2年後、敗訴した事務所は「新加勢大周」というタレントをデビューさせた。