その昔、俺の愛車は芸能界で最強のバキュームカーだったのだ
先日、テレビを見ていたら、ごくごく平凡な一般人の方の話題を取り上げていたのだ。
ごくごく平凡な一般人を取り上げて何が面白いのか? と思いながら見ていたら、30歳くらいのそのごくごく平凡な一般人の愛車は市営バスを払い下げたものであり、あの超長~いバスを運転して恋人をポツンと1人だけ乗客用の座席に乗せてドライブするという、ごくごく平凡な一般人とはとてつもなくかけ離れている日常を過ごしていたのだった。
その放送を目にした俺は瞬間的に30年以上も前の愛車に関する記憶を思い出したのだった。
当時はバブル真っただ中だったのだろう……芸能界に目をやれば、ベンツやBMWなんて当たり前! ポルシェやランボルギーニなどが横行していたのであった。最も俺が目を丸くしたのは、某ゲーム会社の駐車場(ゲーム界は大大大バブルでした)に、ある仕事でたまたま行ったところ、そこには世界のスーパーカーショーがそのまま開催できるんじゃね~!! というくらいにズラ~ッと高級名車がそろっていたのです。
さて、そんな時代の話ですが、元来、車にはとんと興味がない俺だったのですが、そーいう高級車が並んでいるのを見ると根っからの負けず嫌い魂がムクムクと頭をもたげてくるのです!