<117>野崎幸助さんの「遺言書ネタ」を週刊誌に持ち込んだOが面会に…
野崎幸助さんの新盆を迎える2018年8月、私は早貴被告と番頭格のマコやんと3人で野崎さん宅にいた。ドン・ファンの遺言書ネタを週刊誌に売り込んでいたOが、お盆の最中にドン・ファン宅に来るというので、早貴被告が「対応して欲しい」と私に頼み込んできたのだ。
こわもてのOであるが、理詰めで対応する私を苦手にしていることは皆が知っていて、彼女も頼んできたのだ。
お盆の8月14日だったと思うが、3人でリビングにいる時に、フジテレビ系の昼のワイドショーに家政婦の木下さんが出演しているのを目にした。この前週にもTBS系のワイドショーに出演していたので、早貴被告の表情がこわばった。木下さんの部分は録画のようだった。
「木下さん、もうテレビには出演しないって言っていたじゃない」
彼女は木下さんに電話をかけた。スマホをスピーカーホンにしていたので、私とマコやんは2人のやりとりを聞くことができた。
「ごめんね」
木下さんは言い訳に終始した上、父親の新盆でもあるので田辺の実家に帰りたかったが、親戚から「帰ってくるな」と言われたとこぼした。