笑福亭鶴光師匠は初対面にもかかわらず「ウチへ泊まったらええがな」と
「ウチへ泊まったらええがな」
全くの初対面の私にこともなげに「ウチへ泊まったらええがな」──大げさではなく衝撃のひとことでした。“いまの言葉はホンマのことなのか?”と信じられない気持ちで聞いていると「ゆっくりこれからの“ビジョン”について話ししようや」と言われ、すかさず角アナウンサーが「ビジョンの意味わかってへんやろ?」とツッコまれ、私に「気をつけな変なもん買わされんで」「アホなこと言いなや! わしゃ霊感商法の親玉やないねんから!」と大笑いに。ラジオで聞いていた空気感そのままの雰囲気に夢心地でした。
■小噺を10個考えるも不採用
「これで帰る時間気にせんでええさかい、ゆっくり見ていき。そうや、小噺考えて! 知ってるやろけど、本番中に10個のお題が出て、それを即興で小噺にするコーナーがあるから、自分に(君に)即興で考えいうても無理やろから、(ディレクターに)お題のリストもろて考えてみ、これも勉強や。1個採用があったら1000円。角さんが払うさかい」「なんで俺が払わなあかんねん!」とまた大笑いで本番のラジオブースへ入って行かれました。本番が始まり、帰る心配がなくなった私は小噺のお題リストを手に本番の声が聞こえない、非常階段のところで、30分後に始まる即興小噺を考えましたが、これが難しい。