韓国で過激化する不倫映画…かつては圧倒的多数が「姦通罪支持」も今は昔
以前、不倫はご法度の韓国なのに「不倫ドラマはやたら人気がある」と書いたことがある。実際、今も不倫を描いた韓国ドラマは多いが、かつてはもう少し描き方がピュアだった。
ダブル不倫をテーマにした1990年代のドラマ「恋人」(原題:「愛人」)は、ラブシーンといってもせいぜいキス程度で、女性視聴者から“美しい不倫”と共感を得て社会現象になった。だが、一方で「韓国の性意識を大きく変えた」とまで言われ、「不倫を美化している」との批判も少なくなかった。
あれから四半世紀が過ぎた今、韓国の不倫ドラマで描かれるラブシーンはキスどころではない。ベッドシーンも珍しくなく、ケーブルテレビや配信サイトのドラマは演出も、より過激になっている。
映画はもっとすごい。作品によっては俳優と女優がフルヌードで濃厚なセックスシーンを繰り広げている。
今月24日から日本で公開される「愛に奉仕せよ」はR18+指定の韓国映画。原作は中国のノーベル文学賞候補といわれる作家・閻連科の小説「人民に奉仕する」だ。